昨日、また三軒茶屋シネマに行ってきた。
昨日観たのは『奇跡』と『まほろ駅前 多田便利軒』の二本立て。
今日このブログ、狼男のCaféBohemiaは三本立て。
部屋のパソコンがあまりにも調子悪いのでネットカフェで書かせて貰っている。
これから暫くは、週一度位で二本立てペースで記事を書かせて貰いたいと思っている。
三軒茶屋シネマは昨日が三回目。
過去二回に比べて、結構お客さん入ってるやん、と思ったら、
昨日は体育の日で祝日やったんやね。
介護職員には日曜も祝日もお盆もお正月もないのであった。
介護の記録とか報告とかの締め切りだけはあるのであった。
俺は、おむつ交換とかお風呂介助とか食事介助とかの業務は好きなんやけど、
記録とか報告書とかが嫌い。
社員になってからそういうのが面倒やったりする。
そうは言っても、人生好きなことだけやっていては生きてはいかれへんのだ。
『奇跡』はこっちのテレビでは滅多に見られへんけど、関西では人気の、
松竹の子供の兄弟漫才コンビ前田前田の二人が主人公の作品。
兄弟のお母さんが俺と同じ歳の大塚寧々ちゃん、
お父さんがオダギリ・ジョー。
大阪で暮していた4人家族が離婚して、
それぞれの生まれ育った地元へと子供一人づつ連れて行く。
お母さんはお兄ちゃんを連れて鹿児島へ、
お父さんは弟を連れて福岡へ。
九州の南と北に分かれて暮らす兄弟のお兄ちゃんの方は、
いつの日かまた家族一緒に大阪で暮すようになることを夢見ている。
弟は仕事よりも売れないバンド活動に夢中のお父さんを応援している。
家族は再び一緒に暮らせる日が来るのか? そんな物語。
人生はなかなか思うようにはならない。
好きなことだけやっているわけにはいかない。
人はやがて自分が生きている「世界」を見付ける。
「社会」やなくて「世界」
自分が見付けた「世界」を好きだと思えることが幸せやということ。
俺は、孤独やとか不安やとか言いながら、
俺の「世界」を好き。俺は実は幸せなんやろうなと思った。
『まほろ駅前 多田便利軒』
東京の町田をモデルにしたまほろという街で、便利屋を営む主人公と、
主人公のせいで中学生の時に小指を切断してしまった無職の男が再開する。
主人公は瑛太くん、再開した友人は松田龍平くん。
二人は便利屋をやりながら、色んな変な事件に巻き込まれる。
麻薬の密売事件なんかにも巻き込まれたりするけど、
格好よく解決したり、犯人を捜すミステリーにはならない。
二人はそれぞれ、バツイチで別れた奥さんや子供、死んでしまった子供やなくしたもの。
深い想いを抱えながら生きている。
人間はやり直すことなんて出来ない、でも生きている限り、
自分がやれなかったことをやろうとしている人に思いを託すことは出来る。
果たして主人公の言う通りなんやろうか?
俺は、俺がやり直せるなんて思ってはいない。
でも生きている限り想いを伝え続けていける、
想いを抱えている人を応援していけると信じている。
生きて行くさ、書き続けて、伝え続けて、応援し続けて行くさ。
また映画二本立て記事か! と思われてるやろうけど、
俺の想いはちょっとだけでも込められたかなと思っている。
ちょっとだけでも想いが伝わればそれでいい。
さあ明日も心に優しい言葉を探す冒険に行こう。
輝樹