西友に買い物に行った時、8分の1カットのスイカを、つい買ってしまって、
パールドワーフ・ハムスターのアギラくんと二人で食べた。
多分、このスイカが今年の夏の最後のスイカになるんやろう。
最後のスイカ言うても、今年は一度しかスイカを食べていない。
老人ホームのショートステイのリビングで、利用者さんたちとスイカ割りをやった時、
俺は入浴介助をやっていたのでスイカ割りには参加していなかったんやけど、
残ったスイカを貰って食べた。
今年の夏に食べたスイカはそれだけだった。
季節の果物とか、食べないとせっかく日本人でいるのに勿体無いと俺は感じる。
果物だけやなくて、野菜とか魚とか、季節の食材はなるべく食べたいと思う。
そうは言っても、男一人で暮らしていると、一年中同じような物ばかり食べている。
それでも、俺は昼の出勤の時は絶対に職員食をたべいているし、
最近あまりちゃんとやらなくなったけど、一応自炊もしているのでまだマシなんやろう。
職場の一人暮らしの男の子たちを見ていると、
お前ら、ちゃんと食事しろよ! と突っ込みたくなるような物をいつも食べている。
野菜なんて殆ど食べない、果物なんて買ったことない、魚も滅多に食べない、
そんなことをいう奴らがかなり多い。
ほんなら何を食べて生きてるんやろう?
俺はコンビニ弁当の袋持って歩くのがあまり好きではない。
牛丼屋さんとかのファースト・フードは安いし美味いけど、
全く何も喋らん客が多いのが好きではない。
店員さんが、ご注文は○○で宜しいですか? と訊いたら、携帯見てないで返事しろよ!
注文した料理持って来てくれたら、ありがとって言えよ!
食べ終わって帰る時は、ご馳走様くらい言えよ!
先日、電車に乗ってたら高校生の男の子二人が、
立ってる俺の肩を物でもどかすように押して移動して行った。
満員電車を降りる時に、ごめんちょっと通してや、って言えない奴が多い。
大阪よりも、絶対に東京の人の方がそういう人は多いと俺は思う。
で、俺をどかして移動して行った高校生二人は、
俺の後ろにいた小学生も物のようにどかしていた。
最近の俺は絶好調やし、久々に暴れてやろうと思って、
その二人のとこに行って、肩を押してどかしてやった。
ああ! と睨んで来て喧嘩売って来ないかなと期待してたのに、
行こうぜ! とか言って逃げて行ってしまった。
しょうもないぜ。
自分の立っている場所や、過ごしている時間を楽しんでいたい。
季節が変わったこと、野菜や果物や魚を食べられること、
日々出会う色んな人と関わること、
夕焼けが綺麗なこと、風が気持ちいいこと、
そういうことの全てを嬉しいと、楽しいと感じていたい。
そして感じたことを誰かに伝え続けて行きたい。
俺は土曜日から正社員の介護職員になって、今かなりしんどい場所で働いている。
しんどくても、毎日働けることが嬉しいし、楽しく生きている。
それだけではアカン、楽しく生きていることを、
書いて、伝えて、読んでくれている人みんなに元気になって貰えるような、
そんな心に優しい言葉を探す冒険を、続けて行きたいと思っている。
西友で買った8分の1カットのスイカは、198円でアメリカ産やった。
同じ棚に同じ大きさで千葉産のスイカが298円やった。
同じ棚に同じ大きさで熊本産のスイカは398円やった。
なるほど、たかがスイカが産地で値段違うだけなんやけど、
そんな庶民的なことを見ていて、なんかちょっと楽しかった。
さあ明日も心に優しい言葉を探す冒険に行こう。
輝樹